こんな思いから、IT未経験でエンジニアを目指す方が増えています。同時に、
といった不安も大きいのではないでしょうか?
この記事では、私の実体験を踏まえ未経験からエンジニアになるために重要だと感じたポイントを本音ベースでお伝えします。
結論:未経験からのエンジニア転職は「可能」だが「人による」
いきなり結論から言うと、未経験からエンジニアへの転職は可能です。
だけど誰にでも簡単にできるわけではない、というのが私の正直な答えです。
なぜなら、エンジニアという仕事は、
- ✨️向いている人は、楽しみながらどんどん成長できる
- 💦向いていない人は、想像以上に苦労する可能性が高い
という、向き不向きが比較的はっきり出る職業だからです。
では、その「向き不向き」をどう判断し、どうすれば「可能」に近づけるのでしょうか?
私の経験から見る絶対に外せない超重要ポイントを2つお伝えします。
超重要ポイント1:【最優先】エンジニアへの「適性」を冷静に見極める
転職活動を始める前に、何よりもまずやってほしいのが「自分にエンジニアの適性があるか」を冷静に見極めることです。
私がエンジニアになった理由と、最初の壁
私が保育士からエンジニアを目指した理由は、
- IT未経験でも転職できる(という当時の情報)
- 収入アップが見込める
- 市場価値が高い
- リモートワークなど自由な働き方ができそう
といった、どちらかというと「憧れ」や「現状から逃げたい気持ち」が強かったです。
「スキルを身につけたい!」という思いでMacBookを買い、Progate、ドットインストール、Udemy、書籍などで必死に勉強しました。(当時はスクールに通う余裕がなかったので独学です。)
なぜキツかったのか? それは当時の「受け身スタンス」
今思えば、当時の私は「仕事は与えられるもの」「分からないことは先輩が教えてくれるもの」という、完全な受け身スタンスでした。
それに加えて当時の私のスキルセットは、
- コンピュータの基本的な仕組みが分からない
- 先輩たちの専門用語が「宇宙語」に聞こえる
- そもそも、自分が何が分からないのかすら分からない
という状態。受け身の姿勢で手取り足取り教えてもらえるはずもなく、全く戦力になれませんでした。
そしてもう一つ、この「キツさ」の根底には、「そもそも自分はこの仕事を楽しめているのか?」「本当に向いているのか?」という適性への疑問がありました。
もし、プログラミング自体に全く興味を持てなかったり、論理的に考えることや地道な作業が苦痛でしかなかったりしたら、もっと早くに心が折れていたと思います。
【実践】適性を見極める具体的なステップ
では、どうやって適性を見極めるか? おすすめの手順は以下の通りです。
- 【低コストで試す】Progateやドットインストール(無料〜月額1,000円程度)でプログラミングに触れてみる。
- 「楽しい!」「もっと知りたい!」と感じるか? パズルを解くような感覚があるか?
- 【少し深掘り】書籍やUdemyの入門講座(数千円〜)で、簡単なWebサイトやアプリを作ってみる。
- エラーが出ても、粘り強く調べて解決しようと思えるか? 完成した時に達成感があるか?
- 【本格的に挑戦】(もし①②で「いける!」と感じたら)デイトラのような比較的安価で実践的な教材や、スクールの無料体験・カウンセリングを利用してみる。
- より複雑な課題に取り組む中で、学習を継続できそうか? 疑問点を自分で調べたり質問したりできるか?
ポイントは、いきなり高額なスクールに申し込むのではなく、少額から試して「自分に合うか」を確認することです。
超重要ポイント2:「教えてもらう」から「自分で学ぶ」主体的な姿勢を持つ
適性があると判断できたら、次に重要なのが主体的な学習姿勢です。
エンジニアの世界、特に未経験から飛び込む場合は「自分で学ぶ」「自分で解決する」という姿勢がなければ、成長することは非常に難しいです。
主体的な姿勢とは?
- 待つのではなく、自分から情報を取りに行く
- 分からないことは、まず自分で徹底的に調べる
- 調べても分からないことは、何が分からないかを明確にして質問する
- 常に新しい技術や情報に関心を持つ
- 仕事(課題)を自分ごととして捉え、改善点を探す
最初は誰でも初心者で、分からないことだらけなのは当たり前。大切なのは、そこからどうやって自分で知識やスキルを獲得していくかというスタンスです。
エンジニアになって5年、今感じること
徐々に受け身スタンスから脱却し、主体的に仕事に取り組めるようになってから、エンジニアという仕事の面白さややりがいを感じられるようになりました。
エンジニアに転職して良かったこと
- 収入と働き方の自由度が格段に上がった:リモートワークが可能になり、副業でお仕事をいただく機会が増えました。頑張りが収入に反映されやすいのも魅力です!
- 「食いっぱぐれない」という安心感:エンジニアは需要が高く、学び続ければ仕事に困りません。安心して学び続けることができます🔥
- 問題解決能力が身についた:仕事を通して自分で調べ・考え・解決する力が鍛えられました。これはエンジニア以外の場面でもかなり役立つスキルです💪
エンジニアに転職して大変だったこと(今も大変なこと)
- 最初の「戦力外」期間が辛かった:受け身だったこともあり、貢献できない期間が長かったのは精神的にきつかったです。エンジニアの適性と主体性があれば、この期間はもっともっと短くなります。
- 専門用語の壁:最初はすべてが「宇宙語」でした。これは経験と学習で慣れていくしかありません……。
- 常に学び続ける必要がある:IT技術は日進月歩。勉強し続けないとすぐ置いていかれます……。これはメリットでもあり、人によってデメリットにもなります。
- 自己との向き合い:自分の弱さや課題(受け身スタンスなど)と向き合う必要がありました……。
まとめ:適性を見極め、主体的に学ぶことが大切
IT未経験からエンジニアへの転職は、決して楽ではありません。ですが、
- 【最重要】まずは適性をしっかりと見極めること
- 「自分で学ぶ」という主体的な姿勢を持つこと
この2つの超重要ポイントを押さえれば、未経験からでもエンジニアとして活躍できる可能性は十分にあります。
この記事が、あなたのエンジニアへの道を考える上で、少しでも参考になれば嬉しいです。
皆さまの素敵なエンジニアライフを心から願っております!🌸